ブラジル一のサーファー、ガブリエル・メジーナ(24)が2018年の世界サーフ・リーグを制し、世界王者に輝いた。2014年に続き、2度目の世界年間王者となった。18日付ブラジル国内紙が報じている。
14年に世界を制覇した後も、3位、3位、2位と常に上位につけていたメジーナは、今季は同じブラジルのフィリペ・トレド、オーストラリアのジュリアン・ウィルソンと優勝を争い、最終節となる第11節、かつ大会中、最重要とされるハワイでの「パイプライン」に世界一をかけた。
この「パイプライン」では最終日前の16日までにトレドが脱落し、実質上、ウィルソンとの一騎打ちとなった。
17日の決勝では2回目のサーフで最高得点となる9・57ポイントをたたき出したメジーナが、総合点18・34対16・70でウィルソンを下し、最重要とされる第11節をものにした。
これで、メジーナは4年ぶり2度目の世界王者に返り咲いた。また、年間2位になったウィルソン以外は、トレドが年間総合3位、イタロ・フェレイラが同じく4位につけるなど、ブラジル人が上位を独占した。
「今回のタイトルはすごく大きな意味を持つ。1年間、必死にやってきたからね。なんといってもハワイで勝てたのが大きかったよ」とメジーナは、4年前の世界一の時でさえ2位に終わったパイプラインを制しての優勝に喜びを爆発させた。