サンパウロ大都市圏オザスコの連邦地裁は17日、次期サンパウロ州選出下議のアレッシャンドレ・フロッタ氏(社会自由党・PSL)に対し、リオ選出下議のジャン・ウイリス氏(社会主義自由党・PSOL)に29万5千レアルの罰金を支払うよう命じた。それは、フロッタ氏がウイリス氏は「小児性愛者だ」という誤った情報を流したためだ。ウイリス氏と言えば、ボルソナロ次期大統領と長年の喧嘩で有名だが、ボルソナロ氏の熱烈支持者のフロッタ氏がとってかわるか。フロッタ氏は元ポルノ俳優で、ウイリス氏がTVショーの出身だけに、番組の一幕のように見えてしまうが、対立はほどほどにし、国政でがんばっていただきたい。
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サンパウロ市ではこのところ、連日のように猛暑が続き、17日は今年最高となる34度を記録した。ただ、昨日付本欄に「にわか雨でも降れば良いが」と書いた希望がかなったのか、17~18日は市民が寝静まった夜中から朝にかけて強い雨が降った。この雨で、カンタレイラやグアラピランガで今月の月間降水量が100ミリを越えたのは朗報だ。予報だと、この猛暑は20日まで続き、21日に次の寒冷前線がやって来るとか。くれぐれも暑さ対策をお忘れなく。
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先月15日に突如沈下し、2メートルの段差が生じたサンパウロ市西部ヴィラ・ロボス公園前のマルジナル・ピニェイロスの高架橋。同高架橋が再開するのは来年の5月頃とか。周辺はただでさえ交通量が多い地域だけに、市民の交通生活にこれは手痛い。また、改修でかかる費用は3千万レアル。やはり、普段からのメンテナンスが必要だ。