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《ブラジル》インターネット利用動向調査=10歳以上の国民の69%が利用

路上で携帯電話を使い、メッセージアプリを使うのは、もはや全く一般的な光景(参考画像・Sidney Oliveira/Arquivo Ag. Parana)

路上で携帯電話を使い、メッセージアプリを使うのは、もはや全く一般的な光景(参考画像・Sidney Oliveira/Arquivo Ag. Parana)

 2017年のブラジルでは、1億2640万人がインターネットを利用していた事が判明した。この人数は、10歳以上の人口の69・8%を占めている。
 これは、2016年の1億1610万人(10歳以上の人口の64・7%)と比較して、実数にして1030万人、比率にして5・1%ポイントの増加だった。
 調査を行ったのはブラジル地理統計院(IBGE)で、IBGE所属のアナリスト、アドリアーナ・ベリンギ氏は、「地域の区別なく、ネット利用者は4~6%ポイント増加した。増加のスピードは比較的早いといえる。また、ネット利用者の増加は、広い年代層で発生している」と語る。
 年代別で最も増加率が高かったのは60歳以上で、その増加率は25・9%だった。
 10~13歳の層でも7・4%増加した。この年代のネット利用率は71・2%で、41・8%が自分の携帯電話を持っていた。
 2017年の第4四半期は、テレビを使ってネットを利用していると答えた人が、10歳以上人口の16・3%に達した。この数値は、1年前は11・3%だった。アドリアーナ氏は、「この現象は、ネット接続できるスマートTVがますます市場で存在感を増している事の証」と語る。
 スマートフォンでネットを利用していると答えた人は、94・6%から97%へと2・4%ポイントの増加だったが、パソコンでネットを利用しているとした人は63・7%から56・6%、タブレットによるネット利用率も16・4%から14・3%に下がった。
 また、2016年から2017年までの間に、83万5千人がパソコンを所持する事をやめている。
 ネット利用の目的では、Eメールを使うが69・3%から66・1%へと減少し、ビデオ通話が73・3%から83・8%へと増加した。ネット配信のドラマや映画を見るためという人も、74・6%から81・8%に増加した。ワッツアップなどのメッセージ送信アプリの利用率は、94・2%から95・5%に増えている。(20日付アジェンシア・ブラジル、G1サイトより)