ホーム | 食・音楽 | 音楽 | サンパウロ市=レヴェイロン今年も開催=ブラジル音楽史の大物2人が中心

サンパウロ市=レヴェイロン今年も開催=ブラジル音楽史の大物2人が中心

 31日、サンパウロ市恒例の年越しイベント「レヴェイロン・パウリスタ」が例年どおり、市内最大の繁華街パウリスタ大通りで行われる。
 レヴェイロンそのものは全国の多くの都市で行われている年越しイベントで、「レヴェイロン・パウリスタ」は毎年、パウリスタ大通りで行われる。設営ステージは年によって異なるが、今年はコンソラソン街の近くにステージを構える。
 例年、コンサートのゲストは豪華だが、今年はジョルジュ・ベン・ジョルとガル・コスタという、1960年代からずっと、ブラジル音楽を牽引してきた世界的に有名な2人がメインだ。
 ボサノバの名曲「マシュケ・ナダ」の大ヒットだけでなく、70年代にはロックやソウル・ミュージックの要素を加えた独創的な音楽でも知られたジョルジュに、60年代にはカエターノ・ヴェローゾのデュエット相手として知られ、70年代には一世を風靡したヒット・ドラマ「ガブリエラ」のテーマ曲で、そのみずみずしい高音を響かせたガル。いずれも70歳を超えた大ベテランだが、衰え知らずだ。
 この2人のパフォーマンスの途中で、2019年へのカウントダウンが行われ、大掛かりな花火も用意されている。
 また、この日はサンパウロ市地下鉄、CPTMは夜通し営業している。例年通りなら、150万人の人出が予想されている。