社会自由党(PSL)の昨年の統一選での幽霊候補疑惑スキャンダルを追及されていた同党重鎮のグスターヴォ・べビアーノ氏が、ボルソナロ大統領から大統領府総務室長職をいつクビにされるのかに世間の注目が集まっている。その一方で、ボルソナロ家がPSLを離脱して新政党に合流するとの報道も行なわれ、大事な社会保障改革案の提案を今週控えているに ...
続きを読む »2019年2月19日の記事一覧
《ブラジル》最高裁トフォリ長官、ゲデス経済相の財政再建を援護の方針
ジアス・トフォリ連邦最高裁長官は“爆弾法案”と呼ばれる、国家財政に負担となる法案や係争案件を、今年上半期中にも審理にかけ、総額500億レアルに及ぶ財政負担軽減を行う意思だと、18日付現地紙が報じた。 トフォリ長官は昨年9月に就任して以来、政府や議会に対し「最高裁は国家財政難を心配している」とのメッセージを常に発信してきた。
続きを読む »女性狙った犯罪が増加傾向=サンパウロ州で1日半に一人被害に
サンパウロ州では昨年、ほぼ36時間に1人の割合で、女性を狙った犯罪(フェミシジオ)で殺害事件が起きていたことがわかった。18日付現地紙が報じている。 州保安局のデータによると、州内で殺人事件(この場合、強盗殺人と故意の殺意が無かった場合は除く)によって亡くなった女性の数は2017年の569人から548人に減っている。 だが ...
続きを読む »《サンパウロ州》マウアー市の大雨で土砂崩れの被害=4人が死亡、4人が負傷
サンパウロ市大都市圏マウアー市で16日の午後7時ごろ、大雨による土砂崩れが立て続けに2件発生、崖の付近にあった家屋を土砂が直撃し、合わせて3人の小児と、1人の赤ん坊が死亡、子供たちの親ら4人も負傷したと、16~18日付現地紙・サイトが報じた。 最初に土砂崩れが発生したのはアネ・アルトマール街200番地で、8歳のミゲル・シルバ ...
続きを読む »《サンパウロ市》公立校の給食にベジ・バーガー給食に導入か=多様なたんぱく質摂取のため
ベジタリアン料理など健康的な食生活の普及活動を行っている料理研究家ベラ・ジウ氏が、サンパウロ市に「ヒヨコマメのコロッケ」、「フェイジョン製ハンバーガー」、「香草の揚げ団子」などのメニューを提案したと16日付現地各紙が報じた。 これサンパウロ市教育局が、肉食に偏らないメニューで子供たちにたんぱく質を摂らせる計画の一部として実施 ...
続きを読む »東西南北
15日夜、大サンパウロ市圏一帯で強い雨が降り、各地で大きな被害が出た。サンパウロ市では128本の落木と59の冠水、78の土砂崩れを記録した。市近郊サンカエターノ・ド・スウ市では12メートルもの大木が倒れ、民家2軒の一部を破壊する事故も起きた。この雨で大サンパウロ市圏の主要6水系で、いずれも今月の降水量が150ミリ以上を記録。水 ...
続きを読む »《ブラジル》ドローンが飛行機離着陸妨害=監視システムの導入始まる
遠隔操縦できる小型飛行物体ドローンは近年、娯楽用途、農薬散布、上空からの監視用など様々な用途で使われる。しかし、普及と共に飛行場の飛行禁止区域に入ってしまい、飛行機の離着陸を妨害する原因の一つになっているのも現状だ。 飛行場や地元当局らがこうした事態を避けるため、ドローンの使用規制に乗り出している。 サンパウロ大都市圏内に ...
続きを読む »ペレの次に偉大な選手は?=ロナウド、ジーコの順=ネイマールはようやく7位
「ペレの次に偉大なブラジルの選手は?」。これは、ブラジル国内のサッカーファンの間でよく起こる議論だが、いままでは定番といえる見解はなかった。 そんななか13日、現地サッカー専門誌「プラカー」がその答を勝手に「ネイマール」としてしまったために物議をかもし、「そんなはずはない。サッカー・ファンの国民ともっと議論すべきだ」という意 ...
続きを読む »インディオから学び共生する戦後移民、山木源吉
「インディオは猿を食べる。どうやって食べるかといえば、そのまま焚火にくべて丸焼きにするんだ。最初、毛が焼ける臭いがして、腹がプクーッて膨らんで、ポンって弾ける。そのうち頭が焼けてきて、歯をむき出したような顔になるんだ。正直って食べる気しないけど、皆と一緒に食べたよ、もちろん。他に食べるものないんだから」――インディオに憧れて移 ...
続きを読む »軍政時代の生々しい話
ある日の午後、陸軍予備役大佐の京野吉男氏を取材していたら、軍事独裁政権時代の話になった。当時の話はタブー視されている印象なので、このように聞くのは初めてだった。 軍政時代は1964年に始まり、85年まで21年間続いた。現在83歳の京野氏は、当時30代、40代。まさに軍人として全盛期だった。 軍政時代は一般的に「クーデター」 ...
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