日本の心を教え続けるる松柏・大志万学院の創立者、川村真倫子さん(90、二世)は「両陛下は本当に不思議なおかた。拝謁した子供達がみるみると変わるのを間近で見てきた」と話す。 同校では、2年毎に訪日使節団を派遣し、生徒は約50日間、全国津々浦々を訪問している。新年の一般参賀や伊勢神宮参拝など日本の真髄に触れる旅となっており、20 ...
続きを読む »2019年2月23日の記事一覧
「娘がお世話になりました」=皇后陛下の気配りに感激
97年の両陛下ご来伯でご案内役を務めた文協元会長の山内淳さん(87、二世)は、皇后陛下の細やかなお気遣いに深い感銘を受けたという。 イタマラチー宮(ブラジル外務省)でご接見を受けた時のこと。皇后陛下が「娘がお世話になりました」とお言葉をかけられた。山内さんは「何のことかピンと来ずに目を回した」と笑う。だが、よくよく考えてみる ...
続きを読む »苦労が滲んだご在位30年=慰霊の旅を続けた今上陛下
「もう、ダメか」――病床にて最期の瞬間まで沖縄に思いを寄せ、ご訪問叶わずに崩御された昭和天皇。その遺志を継がれ、地上戦で20万人以上が犠牲となった沖縄に計11回訪れ、慰霊の旅を続けてこられた今上陛下に特別な思いを寄せる人がいる。 沖縄県人会元会長で、糸満市米須出身の山城勇さん(90、沖縄県)だ。山城さんは、満蒙開拓青年義勇軍 ...
続きを読む »奉祝、天皇陛下ご在位30周年=並々ならぬ在外同胞への思いやり=特別拝謁でご下問絶えず
読売新聞主催「第40回医療功労賞」授賞式のため2012年3月に訪日した日本移民110周年記念委員会実行委員長の菊地義治さんは、新聞報道でその滞日をお知りになった陛下から昼食会への招待を受け、菊地夫妻のみで両陛下に一時間超に及んで特別拝謁するという類まれなる栄に浴した。 菊地さんは「陛下はご訪問された各地の日系社会のことをとに ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(55)
こうして、グアタパラ耕地で知りあった者たちが、チエテ川から少し北にいったタバチンガで再び生活を共にすることになった。 当時、その地帯では主に棉が栽培されており、彼らも棉栽培にとり組んだ。パウケイマダ耕地の土地を借りた。稲嶺盛一が選んだ土地は森林を伐採し、切り株を堀りだし、そのあと、ラバが引くスキで耕さなければならなかった。痩 ...
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