「曽祖父が何処から来たのか、そのルーツを知りたい」――こうした孫の強い要望を受けて、松林忍さん(85、二世)は『ある日本移民の歴史』(全260項、ポ語)を上梓した。 これは父・米治さんが、1930年~60年までに書いた10冊の日記を翻訳したもの。15年から翻訳作業をはじめ、米治さんの渡伯百周年祭を祝した昨年7月に合わせて、刊 ...
続きを読む »2月 2019の記事一覧
楽書倶楽部=初の「大賞」作品は広川さん=80歳女性のときめき描く
日毎叢書企画出版により『楽書倶楽部』第46号が15日付で刊行され、初の試みである「楽書倶楽部大賞」が発表され、広川和子さんの小説「浅きゆめみし」が受賞した。これは2018年に5冊発行された同誌に掲載された全作品から、一番気に入ったものを読者に選んでもらうもの。 80歳を迎えた女性の心のトキメキを描いた作品で、広川さんは「とて ...
続きを読む »長崎県人会総会、24日に
ブラジル長崎県人会(川添博会長)は「定期総会」を今月24日、ジャバクアラ区の同会館(Rua General Waldomiro de Lima, 241)で開催する。第一次召集は午前9時半、第二次召集は午前10時から。 議題は、18年度事業報告ならびに決算報告、19年度事業計画ならびに予算案審査が行われる。総会後、新年会とな ...
続きを読む »大分県人会総会、24日に
ブラジル大分県人会(四條玉田イウダ会長)は「定期総会」を今月24日、文協ビル5階の県連会議室(Rua Sao Joaquim, 381)で開催する。第一次召集は午前9時半、第二次召集は午前10時から。 議題は、18年度事業報告ならびに決算報告、19年度事業計画ならびに予算案審議、補監査役選出が行われる。総会後、新年会となる。 ...
続きを読む »大耳小耳
『ブラジル岐阜県人会便り』1月号を見ていたら、「県連日本祭りに一緒に参加しましょう」という呼びかけが掲載されていた。なんでも、日本三大踊りのひとつとして有名な「郡上踊り」をイミグランテス会場で披露する計画があるらしく、参加者を募集している。《振り付けはとてもシンプルなので、誰でもすぐに覚えられます》とのこと。さらに、同祭りの岐 ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第四部=ドラマの町バストス=外山 脩=(10)
世界一! ここで、一寸と話は飛ぶが――。 この国の日系コロニアで政治、経済、文化、スポーツその他いかなる分野でもよいから〝世界一〟の折り紙をつけられる対象があるだろうか……といった類のことは、筆者は考えてみたこともない。 ある筈はないからだ。 ところが、それがあったのである。 ブラタク製糸㈱が、生糸メーカーとしては世界 ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(46)
「以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スベシ」という箇所の響きが気に入って、ここは特に気持ちをこめて暗誦した。意味がわかったわけではない。 「天壌無窮」とは何のことだろうと自問したが、その答えは得られなかった。 最後に、起立して「君が代」を斉唱した。 正輝が参加した愛国心あふれる天長節はグァタパラだけでなく他の集団地の移民の間でも行なわ ...
続きを読む »《ブラジルサッカー》U20選手権で絶体絶命=2分2敗でU20W杯出場は風前の灯
チリで行われているサッカーU20南米選手権の最終ラウンド第4節で、ブラジル代表は7日のエクアドル戦に0対0で引き分け、最終ラウンド2分2敗の勝ち点2で最下位となり、上位4位までに与えられるU20W杯(5―6月、ポーランド開催)の出場権獲得が極めて厳しくなった。 同大会は南米サッカー連盟(Conmebol)所属の10カ国が参加 ...
続きを読む »カズ、サンパウロ州ジャウー市の名誉市民称号を受賞=流暢なポルトガル語で謝意述べる
サッカー元日本代表の三浦知良(横浜FC・51)に、ブラジルサンパウロ州のジャウー市から名誉市民の称号が贈られることになったと、6日付コメルシオ・ド・ジャウー電子版が報じた。 記事では、「“カズ”の愛称で親しまれる静岡県出身の三浦知良は、1987年から1988年にかけて地元クラブ、キンゼ・デ・ジャウーでプレー、1988年には強 ...
続きを読む »《ブラジル》州財政危機問題=州政府が職員給与削減を請願=財政危機で7州が非常事態宣言=「完全に違憲」と公務員連合は反発
ゴイアス州知事のロナルド・カイアド氏(民主党・DEM)が4日、ジアス・トフォリ連邦最高裁長官に対し、州職員の時間短縮(時短)労働と引き換えの給与削減措置を認めるよう訴える請願書を渡したと、8日付現地各紙が報じた。この請願書にはゴイアス州の他に、ミナス、リオ・グランデ・ド・スール、パラナ、パラー、アラゴアス、マット・グロッソ・ド ...
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