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2019年5月14日の記事一覧

報告書発行で110周年に終止符=大井セリアさん編集担当

菊池委員長と大井さん

 ブラジル日本移民110周年記念祭典実行委員会(菊地義治委員長)は、『「感謝と希望」ブラジル日本移民110周年記念祭典事業報告書』を4月30日に発行した。編集を担当したのは大井セリアさん。  報告書には眞子内親王殿下のご来伯や、2千人の出演者が舞踏や太鼓を披露した豪華芸能ショーの様子が、多くの写真(ニッケイ新聞提供)と共に記録さ ...

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■ひとマチ点描■海を越えた家族の絆

秋風さん

 「NHK全国俳句大会」では、パラー州都ベレン市在住の下小薗秋風さんは海をまたいで俳句の競作を家族で楽しんでいる。今年の第20回大会では4人とも仲良く佳作に入選したという。  メンバーは下小薗さんと妻そのさん、茨城県に住む姉と鹿児島県に住む妹の四人だとか。 《姉》竹下澄子(茨城県在住)「花南瓜活けて明るき農の居間」選者不明・入選 ...

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大耳小耳

 故郷巡り一行の小川徳さんから「カリフォルニア州の州都はどこだか知っている?」と聞かれ、「ロスじゃないんですか?」と答えて、「みんなロスかサンフランシスコだと思っているんだよね」と笑われた。聞けばサクラメントだという。ニューヨークに次いで人口全米2位のロスは約380万人、サクラメントは約40万人と約10分の1しかない。調べてみる ...

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県連故郷巡りカリフォルニア=150周年、満砂那(マンザナー)に平和を祈る=《7》=日米伯の農業研修手伝った村松さん

村松義夫さん

 全米日系人博物館のガイド・山田ロッキーさんは、「まだ日系アメリカ人迫害の歴史をしらない日本人、アメリカ人はたくさんいる。強制収容体験を語れる当時中学生以上だった人は、今はもう90歳を超え多くが亡くなられて少なくなった」と語り継ぐことの難しさに直面している。  同博物館ではロスの小中学生に歴史を知ってもらうために、無料でスクール ...

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大戦期の米国忠誠心調査はブラジルの“踏絵”

警察から「御真影を踏め」という“踏絵”を迫られた父の体験を語った桜庭喜太郎さん

 ロスの全米日系人博物館で「大戦期、強制収容所に入れられた一世の7割が忠誠心調査でNoNoだった」というガイドの話を聞き、これは「アメリカ版の踏絵だ」と痛感した。  1943年初頭にアメリカ政府の戦時転居当局が実施した、17歳以上の強制収容者に対するアメリカへの忠誠心を調査した際、次の二つの質問事項にNoという答えが集中した件だ ...

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