2019年5月24日の記事一覧

カモンエス賞=ポルトガル語文学最大賞にシコ・ブアルキ=歌手だけでなく文学でも頂点に

 ポルトガル語文学の最大権威と呼ばれるカモンエス賞の発表が21日に行われ、ブラジルを代表する歌手で、小説家、戯曲家としても有名なシコ・ブアルキ(74)が受賞した。  同氏の受賞はリオの国立図書館での2時間にわた審査会議の後に発表され、これまでのポルトガル語文学界における功績が評価された形となった。  シコは50年以上にもわたる音 ...

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《ブラジル》下院審議でもCOAFはモロに返らず=省庁削減は承認されるも=またも厚かったセントロンの壁=PSL議員の圧力も裏目

23日のモロ法相(Valter Campanato/Agencia Brasil)

 22日に下院本会議で、省庁削減に関する暫定令(MP)870号に関する投票が行われ、僅差ながら、賛成過半数で承認された。だが、セルジオ・モロ法相が強く望んでいた金融活動管理審議会(COAF)の法務省復帰はならず、経済省に留まることになった。23日付現地紙が報じている。  「省庁削減」はボルソナロ大統領の大統領選中の公約で、現政権 ...

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《ブラジル》連邦政府が緊急資金約16億レアルを教育省に=「デモに屈したのではない」と局長=低成長による税収減が原因

ロドリゲス特別局長=(Arquivo/Agência Brasil)

 【既報関連】教育関連予算の削減に反対し、国内全州で発生した抗議デモを受け、連邦政府は、緊急時対応資金(reserva orçamentária)の一部、15億8千万レアルを教育省に回すことを決定した。22、23日付伯字各紙・サイトが報じている。  緊急時対応資金は2月末現在で53億7200万レアルあったが、政府はこの中から、2 ...

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リオ州でマヤロウイルス確認=チクングニア熱と誤診の可能性

MAYVを媒介する蚊の代表のヤブカ(Haemagogus、Geniton Vieira/IOC/Fiocruz)

 ブラジル北部や中西部でチクングニア熱などに似た症状の患者発生をもたらしていたマヤロウイルス(MAYV)が、リオ州で発見されたと16、17日付現地紙サイトなどが報じた。  MAYVはデング熱、チクングニア熱、ジカ熱などと同様、蚊が媒介。マヤロ熱という病気を引き起こす。MAYVは1954年にトリニダード・トバゴで発見され、ブラジル ...

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《ブラジル》国外資本の国内線営業認める=荷物預けの規定も変更に

 連邦上院議会は22日、外国資本100%の航空会社がブラジル国内で営業することを認めた暫定令(MP)を承認したと、22、23日付現地紙・サイトが報じた。  MPは、席数31以上の国内線の場合、23キロ以内の預け荷物の料金は無料とすることも定めており、ボルソナロ大統領の裁可待ちとなる。

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チリ=ブラジル人の一家6人がガス中毒死=休日に借りたアパートで

 チリのサンチアゴで22日、休暇を過ごしていたブラジル人の一家6人が、宿泊先で遺体で発見された。23日付現在紙が報じている。  亡くなったのは、サンタカタリーナ州フロリアノーポリス大都市圏のビグアスー市在住のファビアーノ・デ・ソウザさん(41)と妻デボラさん(38)、長女カロリニさん(14)、長男フェリペさん(13)、デボラさん ...

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東西南北

 サンパウロ市交通局(CET)が発表した最新の資料によると、同市では、2018年の交通事故による死者が、2014年以来、4年ぶりに増加したという。サンパウロ市での交通事故死は14年に1249人を記録して以降、毎年減少し、17年は797人まで落ちていたが、18年は849人に増えた。最も死者の多かったのはバイク運転手の366人で、2 ...

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沖縄県人会=フォーラムで人種差別討論=学校の教師、政府からも=「偏見は精進の糧にすべき」

160人が聞き入った様子

 ブラジル沖縄県人会(上原定雄ミウトン会長)の第12回沖縄フォーラム「ブラジル人気質と人種偏見」が、19日(日)午後2時からサンパウロ市の県人会本部大サロンで開催された。終戦後も学校で敵性国人とみられて差別された二世の経験や、沖縄系社会に入ろうとした非日系ブラジル人が受けた偏見などの4人の体験が4時間も語られた。重たいテーマにも ...

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サントス立退きに謝罪要求=奥原さん「県人会と一緒に戦う」

奥原マリオさん

 沖縄フォーラムの3人目の講演者、ドキュメンタリー映画監督の奥原純マリオさん(44、三世)は、大戦中や戦後に日本移民やその子孫が、ブラジル政府から受けた人種差別に対し公式な謝罪要求をしている件を説明した。  「1943年7月に6500人がサントスから24時間以内に強制立退きさせられた先人の経験を、忘れ去ってはいけない。今後、同じ ...

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「伴」が23日夜に閉店=原口店主「皆に愛されていた」

従業員らと原口さん

 サンパウロ市リベルダーデ区のトマス・ゴンザガ街で2011年に開店した日本食レストラン「伴」が、今月23日午後10時半を以って閉店した。  店主の原口政信さん(66、宮崎県)は「昨年の11月13日に家主との契約は終わったが、何も言われなかったので経営を続けていた。それが一カ月前、家主から『ここにプレジオ(建物)を建てたい』と言わ ...

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