サンパウロ市交通局(CET)が発表した最新の資料によると、同市では、2018年の交通事故による死者が、2014年以来、4年ぶりに増加したという。サンパウロ市での交通事故死は14年に1249人を記録して以降、毎年減少し、17年は797人まで落ちていたが、18年は849人に増えた。最も死者の多かったのはバイク運転手の366人で、2 ...
続きを読む »5月 2019の記事一覧
沖縄県人会=フォーラムで人種差別討論=学校の教師、政府からも=「偏見は精進の糧にすべき」
ブラジル沖縄県人会(上原定雄ミウトン会長)の第12回沖縄フォーラム「ブラジル人気質と人種偏見」が、19日(日)午後2時からサンパウロ市の県人会本部大サロンで開催された。終戦後も学校で敵性国人とみられて差別された二世の経験や、沖縄系社会に入ろうとした非日系ブラジル人が受けた偏見などの4人の体験が4時間も語られた。重たいテーマにも ...
続きを読む »サントス立退きに謝罪要求=奥原さん「県人会と一緒に戦う」
沖縄フォーラムの3人目の講演者、ドキュメンタリー映画監督の奥原純マリオさん(44、三世)は、大戦中や戦後に日本移民やその子孫が、ブラジル政府から受けた人種差別に対し公式な謝罪要求をしている件を説明した。 「1943年7月に6500人がサントスから24時間以内に強制立退きさせられた先人の経験を、忘れ去ってはいけない。今後、同じ ...
続きを読む »「伴」が23日夜に閉店=原口店主「皆に愛されていた」
サンパウロ市リベルダーデ区のトマス・ゴンザガ街で2011年に開店した日本食レストラン「伴」が、今月23日午後10時半を以って閉店した。 店主の原口政信さん(66、宮崎県)は「昨年の11月13日に家主との契約は終わったが、何も言われなかったので経営を続けていた。それが一カ月前、家主から『ここにプレジオ(建物)を建てたい』と言わ ...
続きを読む »■訃報■本紙パラー州通信員の下小薗昭仁さん
【既報関連】本紙のパラー州通信員の下小薗昭仁さんが22日午前8時半、同州ベレンのアマゾニア病院で亡くなった。享年81。死因は肺炎の悪化によるもの。 下小薗さんは1937年8月29日生まれ、鹿児島県伊佐市出身。20歳、1957年10月にアマパー州マザゴン植民地へ入植した。 トメアスー総合農業協同組合勤務を経て、ベレンに移転。 ...
続きを読む »■人探し■トマス・ムラカミさん
神奈川県横浜市在住の大塚茂夫さんが、トマス・ムラカミさんを探している。 ムラカミさんは2000年前後、日本に働きに来ており、埼玉県で同僚または友人とルームシェアをしていたそう。父親は日系人、母親がイタリア系とのこと。当時大塚さんと親交があり、一緒に食事をしたり、大塚さんの実家がある静岡県伊東市に一緒に行ったこともあるという。 ...
続きを読む »大耳小耳
23日付本面で出した《外国からの郵便小包に注意》記事に関して、補足があった。書留だけでなく、追跡番号がつけば他の方式も有効だ。たとえば、「EMS便」(国際スピート郵便)にすれば、EMS便送り状(ラベル)に記載されている13桁の「お問い合わせ番号」がつくので、これを使えば国際郵便追跡システムを利用できる。編集部には「日本の友人が ...
続きを読む »立つ鳥あとを濁さず=移民の「終活」座談会=(8、終)
【深沢】ブラジルだと自宅で亡くなるとIMLに連れて行かれて面倒なことになってしまう。 そういう時に援協からお医者さんが来てくれて看取ってくれたら、医師立会いでの臨終ということで面倒なことも起きないと思います。 【上野】私のところにはね、辺原さんというお医者さんの親子が居らしてね、月に一度、無料で血圧測定してくれる。自宅で人が亡 ...
続きを読む »県連故郷巡りカリフォルニア=150周年、満砂那(マンザナー)に平和を祈る=《14》
収容所跡にひっそりと咲く桜 丸紅ブラジル社のポルト・アレグレ出張所長という十分に立派な経歴の和田好司さんだが、「うちの奥さんは、私の7倍も年金もらっています」と自嘲する。 恵子さんは家族に連れられて中学2年で渡伯し、現地で小学生に入りなおし、たった2年間で飛び級をして卒業。リオ連邦大学の大学院博士業を修了し、リオ・グランデ・ ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(99)
ウサグァーは一言もいわず、泣き言もいわず ののしりもせず、ただあえぐのだった。子どもたちは従妹、ウサグァーの苦しげな息遣いを聞いていた。母親ほどの年齢の差はあったが、まぎれもなくマサユキ、アキミツ、ヨーチャン、そして、赤子ミーチの従姉に違いなかった。 ヨーチャンが「死にかかっているんだろうか?」と聞くと、マサユキは長男として ...
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