ホーム | 2019 | 7月 | 02 (ページ 2)

2019年7月2日の記事一覧

東西南北

 G20で訪日したボルソナロ大統領は6月29日、BRICS首脳と対談を持った際、ロシアのプーチン大統領の前でベネズエラ問題に言及するのを避けた。ロシアはベネズエラのマドゥーロ独裁を支援している国の一つで、この機会が南米を代表してプーチン氏に同問題に関する苦言を伝えられる絶好の機会だったのだが、それを逃した。ボルソナロ氏は、言及で ...

続きを読む »

県連日本祭り=スイーツ激戦繰り広げるか=郷土食広場が2倍に拡大!=世界最大級、今週金曜日から

 「今年はスイーツ(菓子類)激戦を繰り広げるか」――ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)主催、日本以外では世界最大級の「日本祭り」が、いよいよ今週金曜日(5日)から開始する。7日(日)までの3日間、サンパウロ市南部のサンパウロEXPOセンターで開催される。今年で第22回目。各団体は伝統文化、郷土芸能、郷土食広場などの準 ...

続きを読む »

G20大阪で日伯首脳会談=「貿易、投資促進したい」=日系社会の大きな役割確認

 安倍晋三首相は、金融・世界経済に関する首脳会合(G20大阪サミット)出席のために訪日中のジャイル・ボルソナロ大統領との首脳会談を、日本時間の6月29日に大阪市内のサミット会場で行った。両者は両国間の幅広い分野の協力を推進する方向で一致し、「日伯両国の懸け橋としてブラジルの日系社会が大きな役割を果たしていること」で一致した。   ...

続きを読む »

8月5日から出品作品を募集=文協総合美術展10月19日から

 ブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)主催「第13回文協総合美術展」の開催に先立ち、出品の募集が行われる。応募期間は8月5~7日。  応募の受け付けは期間中の午前10時から午後5時まで。出品者は作品を文協ビル(Rua São Joaquim, 381, Liberdade)に持参すること。  応募は工芸、絵画、彫刻の3部門 ...

続きを読む »

大耳小耳

 俳誌『朝蔭』475号が5月に刊行された。《秋びより令和となりて身を正す》(城良子)。5月は日本なら春だが、ブラジルは秋。令和の始まりを季節感で詠んでいる。《畑打って六人の子を大学に》(山本かおり)からは、高浜虚子が愛弟子の佐藤念腹の渡伯に際して贈った餞別句《畑打って俳諧国を拓くべし》を思い出す。畑仕事で6人を大学にやる苦労も、 ...

続きを読む »

コパ・アメリカ=若き日本、強豪ウルグアイに奮戦=「得た経験の意味はピッチで証明!」

 1次リーグ最終エクアドル戦に1対1で引き分け、日本代表のコパ・アメリカでの挑戦は幕を閉じた。招待出場のため、ベストメンバーを召集できず、苦肉の策として、来年の東京五輪を目指す22歳以下のメンバーを中心に、川島、岡崎といったベテラン選手を加えて臨んだ今大会、大会2連覇中のチリ、コパ・アメリカ最多優勝を誇るウルグアイ、隠れた実力国 ...

続きを読む »

臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(119)

 ブラジル人やヨーロッパ系の移民が正輝や日本移民に使う「ジャポン」というよび方が、今までより政治的差別語としての意味あいを増してきた。わざと日本移民の発音をまねた「ジャポン」といういい方が皮肉、軽視、軽蔑を表していた。自分たちとはちがった人間、人種、一段下の階級に属するというほかに、ブラジルの敵という意味が含まれだしたのだ。   ...

続きを読む »

極右VS極左の仁義なき戦い

19日に上院憲政委員会で、ヴァザジャット疑惑に関して弁明するモロ法務大臣(Pedro Franca/Agencia Senado)

 「こんなシュール(超現実的、奇怪)な光景が見られるとは…」――6月19日に上院憲政委員会でなんと9時間にわたって繰り広げられた、セルジオ・モロ法相を問い詰める政治家たちの鬼気迫る様子をテレビで見ながらそう感じた。両手に余る汚職告発をかかえていつ監獄送りになってもおかしくないレナン・カリェイロス上議らが、巨悪を追い詰める「汚職撲 ...

続きを読む »