23日付け本紙1面には日本政府が、G20で開催された「日・ブラジル首脳会談」の内容を報告する広告を掲載している。日本政府が邦字紙を通して、直接に在外邦人に知らせる画期的な取り組みであり、今後も両国の節目節目に期待されるところ。日本政府のこのような取り組みに関してご意見がある読者は、ぜひ本紙編集部に意見を寄せるか、もしくは首相官 ...
続きを読む »2019年7月24日の記事一覧
アマゾン日本人移民90年の歩み=ベレン在住 堤剛太=(2)
同船は、ベレンの町のVal de Caes地区(空港付近)の対岸にある小さな島フォルチーニョ島の後方を流れるミーナスゼラエス水路に停泊した。この辺りは、グァジャラー湾内で水深が一番深い場所(7mから10m)で、移民一行は翌朝から河船でベレンの町へと向かい、上陸を開始している。 これまで筆者は、まにら丸が停泊した位置はベレン郊 ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(128)
日本政府のプロジェットは「八紘一宇」という名のもとに日本一国が世界を司る。「八紘一宇」が実現した暁には世界に平和をもたらすことを彼らは認識していた。 グループが手にする情報は軍事政権の公式発表で、太平洋や他の地域の敵軍の勝利や連合軍の進出はすべて隠蔽されていた。だから、彼らが頭にえがく様相は現実と全くかけ離れたものだ。太平洋 ...
続きを読む »ブラジル五輪名選手として殿堂入りした戦後移民
「東京五輪(1964年)の日本代表に入りたくて練習を積んできたのに、三次予選で岡野功に負けた。本当に悔しかった。それで一端は柔道を諦めて、ブラジルでファゼンデイロ(大農場主)になろうと思って、早稲田大学の卒業式の翌日、移民船に乗ってやってきた」―五輪名選手殿堂入りが決まり、20日に手形をとった際、戦後移民の石井千秋さん(77、 ...
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