ブラジルのサッカー界では、どんな優秀な監督でも3年持てば長期政権。特に2003年以降は、最も続いた監督でも3年半しか続いていない。 そうした事実を印象付ける出来事がまた起きた。クルゼイロが、7日のブラジル杯準決勝第1試合での対インテルナシオナル戦での敗戦後、監督のマノ・メネゼス氏を解任したのだ。 メネぜス氏と ...
続きを読む »2019年8月9日の記事一覧
《ブラジル》農産物の生産量で新記録?=穀物や油糧種子の収量予測発表
ブラジル地理統計院(IBGE)が8日、今年の穀物、マメ科植物、油糧種子の収量は、史上最高の2億3970万トンとなる見込みだと発表した。 この予想は、6月に発表された予想収量を1・6%上回る。これまでの収量の最高は、2017年に記録した2億2840万トンだ。作付面積は、昨年比3・2%増の6290万ヘクタールと予想されている。
続きを読む »《ブラジル》7月のインフレ率は0・19%=「輸送」と「衣類」ではデフレ
ブラジル地理統計院(IBGE)は8日、7月の広範囲消費者物価指数(IPCA、公式インフレ率)が0・19%だったと発表した。この値は6月の0・01%より高いが、昨年の7月の0・33%よりは低く、7月の値としては、2014年(0・01%)以来の低い数値だ。 今年1月から7月までの累積IPCAは2・42%で、昨年8月から今年7月ま ...
続きを読む »《ブラジル》トルコ政府から出されていた、帰化ブラジル人へのトルコ強制送還要請を拒否=エルドガン政権による嫌がらせか?
トルコでのクーデーター計画に関わっていた容疑で、ブラジル帰化トルコ人のアリ・シパヒ氏(31)に対してトルコ政府から出されていたトルコへの強制送還措置が6日、ブラジル最高裁によって拒否された。 19歳でブラジルに渡り、文学士の学位を取得。その後、ブラジル/トルコ商工会議所で働き、今はサンパウロ市内でトルコ料理のレストランチェー ...
続きを読む »≪ブラジル≫ルーラ大統領、刑務所移動命令で騒動=悪名高きサンパウロ州トレンベーに=PTのみならず政界が大反対=最高裁投票で却下
7日朝、クリチバの連邦地裁が、ルーラ元大統領を、現在収監中のパラナ州クリチバの連邦警察特別室からサンパウロ州の一般刑務所に移すとの判断を下した。だが、「収監中の安全が保証されない」ことなどから強く反対する声が起こり、同日午後、最高裁が圧倒的多数により、連邦地裁の判断を却下した。8日付伯字紙が報じている。 ルーラ氏の収監先移動 ...
続きを読む »《ブラジル》社会保障制度改革、9330億レアル削減のまま上院へ=八つの修正動議を全て否決=地方公務員問題は別案で対応
【既報関連】ブラジル連邦下院議会は7日、社会保障制度改革の憲法改正案の第2回目の採決の内、修正動議(destaque)の審議を行い、修正動議全てを否決した。これにより、社会保障制度改革関連所手続きの舞台は上院へと移った。8日付現地各紙が報じた。 6日午後に始まった基本文書(texto-base)の審議は、7日未明に賛成370 ...
続きを読む »《ブラジル》サンパウロ州の女性殺人44%増=政府が女性保護対策集に署名
家庭内暴力防止のためのマリア・ダ・ペーニャ法裁可から丸13年の7日、女性への暴力行為が増加傾向にある事を示すデータと共に、連邦政府が女性保護対策に署名したとの報道が流れた。 夫からの暴力行為に苦しみ、銃撃で命まで落としかけた女性の名を冠した法令は、女性専門の警察署開設などの諸対策のベースとなり、家庭内暴力や女性殺人を減らすの ...
続きを読む »《ブラジル》「経済的自由の暫定令」=議会承認期日が迫る=「変更も辞さず」と局長
【既報関連】4月30日に出された暫定令881号(MP881)の議会承認期日が今月27日に迫り、ブラジル政府は、MPの核をなす部分を守るために、いくつかの内容変更を容認したと、8日付現地紙が報じた。 このMPは「経済的自由のMP」と呼ばれ、改正労働法、低リスク経済活動、デジタル文書、小規模企業、スタートアップ、株式公開、運輸業 ...
続きを読む »《ブラジル》ボルソナロがまたウストラを英雄扱い=軍政下で殺害関与の元大佐
ボルソナロ大統領は8日、軍政時代に多くの政治犯を殺害したとされる元陸軍大佐のカルロス・アウベルト・ブリリャンテ・ウストラ氏(2015年没)を、「国の英雄」と評した。8日付現地紙サイトが報じている。 ウストラ氏は軍政下の1970~74年にサンパウロ市で、政治犯の取り締まりを担当した陸軍秘密警察(DOI―CODI)の署長を務めた ...
続きを読む »東西南北
8日、ラヴァ・ジャット作戦に付随する「セグレド・デ・ミダス作戦」が行われ、ブラジルの好景気時には世界的な富豪として知られていたEBXグループ社主のエイケ・バチスタ容疑者が逮捕された。エイケ氏はLJで以前にも逮捕されており、17年からは自宅受刑の処分を受けていた。今回の容疑は、エイケ氏が市場に関して特別な情報を入手し、自身の名前 ...
続きを読む »