ホーム | 2019 | 12月 | 19 (ページ 2)

2019年12月19日の記事一覧

サントス強制退去の証言=その日何が起こったのか=(6)=事件から74年間の沈黙

 サントス強制退去事件の当事者で存命の人は、ほとんどが当時子供だった。今回取材した中で、その時唯一大人だったのが、大正10年(1921年)生まれで、現在もサントスに住む当山正雄さん(98、玉城村(現南城市))だ。  矍鑠とした姿で記憶力も良い。だが長いブラジル生活の中で、事件に話が及ぶと口が重くなる。落ち着かない様子で目線を外し ...

続きを読む »

クルゼイロ・ド・スル大学=日本語通信教育が順調に=山田大使視察、学長と懇談=受講者早くも220人に増加

 今年2月に開講した、ブラジル・パンアメリカン日系人協会(APNB、矢野敬崇会長)とクルゼイロ・ド・スル大学が提携して行う「日本語・ポルトガル語教師養成コース」を視察するために、12日午前、山田彰大使と野口泰在サンパウロ総領事ら一行が、サンパウロ市タツアペ区にある通信教育学部を訪問して学長らと懇談し、教材を制作する撮影編集スタジ ...

続きを読む »

浜松=児玉さん空手「魂誠會」創立=東京五輪の準備にも携わる

 児玉哲義さん(54、二世)=静岡県浜松市在住=が、新たに空手団体「世界武士道空手連盟魂誠會」を設立し、活動を行っている。児玉さんが来伯した際、9日に本紙で話を聞いた。  児玉さんは以前、空手団体「世界空手道連盟士道館」の支部道場として指導を行ってきた。50歳を迎えて独立を決意し、2016年に浜松市に「魂誠會」本部を開設した。 ...

続きを読む »

池坊ラテンアメリカ橘支部の田中教師ら=空手道場生徒に生け花指導

 和道流空手道連盟支部ブラジル道人門(鈴木武夫代表)が合宿を11月7~10日にサンパウロ州カブレウーバ市内のホテルで行い、その中で華道家元池坊ラテンアメリカ橘支部(田中凉孝支部長)の田中エミリア凉華・前支部長、荒川春美ルイザさん、オチ・ミツコさんを講師に招き、生け花の講座を行った。今月12日、田中さんらが報告に来社した。  田中 ...

続きを読む »

『ブラジル日系文学』第63号を刊行

 ブラジル日系文学会(櫻井セリア会長)が発行する『ブラジル日系文学』第63号(発行者=近藤アンドレ、編集者=中田みちよ)が11月に刊行された。同文学会が組織一新して、第2号目となった。  今号では、金沢大学の杉山欣也教授による、ブラジルにおける日本語文学の論文「《日本語文学の汽水域》日系ブラジル文学の現在」が寄稿されている。ブラ ...

続きを読む »

■今週末の催し

 21日(土曜日)  青葉祭り(ブラジル宮城県人会)、午前7時、同県人会会館(R. Fagundes, 152 – Liberdade)

続きを読む »

臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(188)

 市場業者は貧しく、学歴も低いのに対して、お客さんは何でも買える立場にある。農民は都会人より恵まれない状況におかれている。ファニー先生はあの市場のマサユキに気づいたのに、ごくあたりまえにふるまい、優しく扱ってくれる。そのことがマサユキのフランス語習得にプラスとなり、クラスで一番の成績を上げる結果となっていた。友だちに「ボンジュー ...

続きを読む »

森林伐採削減にセラードの例生かせぬか

 マドリッドでの気候変動枠組条約締約国会議の最中、持続可能な開発のためのブラジル企業審議会が「ブラジルはカーボン市場を一つの機会としてみる必要がある」として、連邦政府に柔軟な姿勢をとるよう求めた。自国では温室効果ガス排出量削減が困難な先進国が排出量削減に繋がるプロジェクトなどを支援するカーボン市場向けに、排出量削減のための新プロ ...

続きを読む »