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サンパウロ市=公共交通料金4・3レに=バス7日、鉄道13日から

 【既報関連】12月27日にサンパウロ市のブルーノ・コーヴァス市長、1月3日にサンパウロ州のジョアン・ドリア知事が、サンパウロ市のバスと地下鉄、パウリスタ都電公社(CPTM)の料金を7・5%引き上げると発表したと、12月28日付現地紙、1月3日付サイトなどが報じた。
 12月18日の時点では、現行4レアルの公共交通機関の料金を1月6日から4・25レに調整すると発表されたが、サンパウロ市市役所が12月27日に、サンパウロ市のバスは7日から4・30レに値上げと再発表した。
 この時点では地下鉄とCPTMの新料金や値上げの時期は公表されていなかったが、1月1日に就任したドリア知事が3日に、鉄道(地下鉄とCPTM)料金は13日から4・3レに値上げと発表した。
 これに伴い、ビリェッテ・ウニコを使ってバスと鉄道を乗り継ぐ場合の料金(3時間の間に鉄道1回とバス2回まで)も、6・96レが7・48レに改定される。
 今回の調整幅は政府の公式インフレ指数(IPCA)の3・59%(17年12月~18年11月)と、中銀による18年末までの1年間の予想値(3・69%)を共に上回っている。サンパウロ市市役所は、17年は調整を行っておらず、18年の調整幅もインフレ以下であったとして、7・5%の値上げは正当と説明している。
 なお、今回の調整を受け、バスまたは鉄道を単独利用する場合の月極料金は194・30レが208・90レ、24時間限定の利用料金は15・30レが16・40レに改定される。
 また、バスと鉄道を乗り継ぐ場合の月極料金は323・80レ、24時間利用料金は21・60レとなる。
 鉄道利用料金を割り引くフィデリダーデは、8回分が31・71レ、20回分が76・86レ、50回分が187・05レとなる。
 公立校生、高齢者、特別な必要がある人、失業者の料金は無料となる。
 なお、バス利用者は6日まで、鉄道利用者も12日までにビリェッテ・ウニコに課金すれば、その分は現行料金で交通機関を利用出来る。ただ、7~12日のバスと鉄道乗り継ぎ料金に関しては詳細が発表されていないため、利用者は6日までに課金した方が確実だ。