昨年10月28日の大統領選決選投票から今年の1月3日までに、ボルソナロ大統領(社会自由党・PSL)は、短文投稿サイト、ツイッター(@jairbolsonaro)に345回の投稿を行ったが、その4分の1以上は、メディア批判と労働者党(PT)などの左派勢力への攻撃だったと、4日付現地紙が報じた。
現在、ボルソナロ大統領のフォロワーは、フェイスブックが1020万人、インスタグラムは880万人、ツイッターは286万人だ。
決戦投票の直後には、「今や、我々のミッションはブラジルを統一する事。この任務は必ず成し遂げられる」と書き込み、大統領選挙の対立候補、フェルナンド・ハダジ氏に対する感謝の弁まで述べていたが、このトーンもすぐに攻撃的なものに変わった。
345回の投稿の内、メディア批判、PT及び左派勢力批判は合わせて27%だった。また、22%は自分を擁護する勢力、団体、個人による投稿の拡散で、この中にもメディアや反対派への攻撃が含まれている。
20・5%は感謝の表明で、17・6%は新政権の方針や公約を告知する内容、その他が13・3%だった。
ボルソナロ大統領の私有財産が急に増えていることや、幽霊職員問題、選挙中、ボルソナロ大統領を支持する企業家がPTを攻撃する内容のメッセージをネットで拡散していたことなどを積極的に報道し、北部や北東部からの閣僚は皆無であることなどを指摘してきたフォーリャ紙への攻撃は特に苛烈で、「低俗で汚い報道機関」とまで呼んでいる。