毎週月曜にブラジル中銀が発表する、経済指標動向予測集、フォーカスが7日に発表され、今年のインフレ率は4・01%、ドル/レアル相場は1ドル=3・80レアル、GDP成長率は2・53%になるだろうとの予測が発表された。
フォーカスの予測は、経済動向によって修正、変更される。インフレ率と為替は前回発表時と同じだったが、GDP成長率は、前回予測の2・55%と比べ、若干、下方修正された。
昨年度の正式なGDP成長率は、昨年の第4四半期の結果と共に3月初旬に発表されるが、現時点での予想成長率は1・3%となっている。また、2020年、21年のGDP成長率予測は共に2・5%だった。
中銀が景気やインフレの動向を注視して調整する経済基本金利(Selic)は、現行6・5%だが、今年の年末は7・0%になると予測されている。
政府は去年のインフレ目標を、4・5%±1・5%(3・0%~6・0%)に設定していたが、今年のインフレ目標は中心値が0・25%ポイント下がり、4・25%±1・5%(2・75%~5・75%)だ。
12月のデータ集計がまだ出ていないため、昨年のインフレ率は発表されていないが、中銀は3・69%になると予想している。
フォーカスはインフレ、為替、GDP成長率以外にも様々な経済指標の予測を出している。
今年の貿易収支は520億ドルの黒字が見込まれており、ブラジルに投入される国外直接投資の総額予測は795億ドルと発表された。(7日付G1サイトより)