13日午前、リオ州議で元リオ州市警司令官のマルタ・ロシャ氏(民主労働党・PDT)を乗せた自動車が4発の銃撃を浴びる事件が起きた。防弾車だったこともあり、死者は出なかったが、殺害未遂が疑われている。14日付現地紙が報じている。
この銃撃で、マルタ氏の運転手のジェオニジオ・メデイロス氏が弾の破片で足に負傷したが、病院で治療を受けただけで済んだ。同乗していたマルタ氏と同氏の母(88)は無事だった。
マルタ氏はこの日、チジュッカ区の教会のミサに行くため、ペーニャ区に住む母を迎えに行ったが、その際に運転手が、黒い手袋、黒い覆面の不審な男が乗った白い車が後方からついて来ていることに気付き、マルタ氏に注意を呼びかけた。
すると、ひとりの男が車から身を乗り出し、マシンガンでマルタ氏らの乗った車を銃撃しはじめたという。車は銃弾4発を受けたが、運転手が機転を利かせてルートを変え、運動クラブの中に車を乗り入れて助けを求めたため、犯人たちは逃げていったという。
マルタ氏によると、同氏は昨年11月に、ミリシアから殺害予告を受けていたという。
リオ市では、昨年3月も、市会議員のマリエーレ・フランコ氏が、自動車で移動中に銃撃を浴び、運転手と共に殺害される事件が起きている。