ダッタ・フォーリャが昨年12月18、19日に130市、2077人に行った調査によると、法的責任年齢を現行の18歳から16歳に引き上げることに84%が賛成していた事が分かった。14日付現地紙が報じている。
この数字は17年11月の前回調査時から横ばいだ。責任年齢の引き下げに賛同した人の33%は、引き下げは特定の犯罪に限ると答えたが、67%はどんな種類の犯罪にも一律に適用すべきだと答えた。
また、「責任年齢を何歳まで下げるべきか」の答えの平均は15・4歳だった。45%は16、17歳と答え、28%は13から15歳、12歳との答えも9%いた。15%は18から21歳と答えた。女性は男性より年齢引き下げ反対者が多く、高学歴者、高収入者も、低学歴者、低収入者より反対者が多かった。
法的責任年齢の引き下げはボルソナロ大統領の選挙公約の一つで、同大統領は「私の本音は14歳。しかし、それでは議会を通らないだろうから、まずは16歳」と語っている。
セルジオ・モロ法相は、「18歳未満は基本的に保護されるべきだが、16歳にもなれば、『人殺しはいけない』とかは分かるはず」とし、殺人などの深刻な犯罪に関しては、16歳から罪に問えると考えている。
法的責任年齢引き下げに関する憲法改正案は、下院を通過後、上院の憲政委員会で検討中だ。
現行法では、12~18歳の犯罪者は、州政府が管理する少年院に入れられている。収容期間は最大3年で、出所時期は少年たちの更生具合を当局が判断して決定する。