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《ブラジル》ダッタフォーリャ調査=低いボルソナロ政策の支持率=銃規制緩和も6割が反対

 ダッタフォーリャの最新の調査によると、銃規制緩和をはじめとする、ボルソナロ大統領が目標とする政策に国民が必ずしも賛成しているわけではないという結果が出ている。15日付フォーリャ紙が報じている。
 ダッタフォーリャは12月18、29日に、ボルソナロ氏が掲げる13のモットーに関する調査を行った。それによると、国民は「強姦されて妊娠した場合も中絶すべきではない」に51%、「環境保護は経済成長を止める」に59%、「先住民保護区を減らすべき」に60%、「米国との貿易を優先すべき」に66%、「女性の給与が男性より低いのは、各企業の問題であり、政府の責任ではない」で50%、「労働関連法は少なくなるべきだ」で57%、「公社はできるだけ民営化すべきだ」で60%、「銃規制の緩和」で68%の反対があったという。
 また、ボルソナロ氏が反対する、「性教育は学校で行われるべき」には54%、「学校で政治について教えるべき」にも71%が賛成した。
 過半数の回答者がボルソナロ氏に賛成した項目は、「移民は制限すべき(賛成67%)」「ブラジルが戦争に巻き込まれたら自分も参加する(賛成62%)」「刑法上の成人年齢引き下げ(賛成84%)」の三つだけだった。
 調査では、ボルソナロ氏に賛同する項目は13項目中「5から8」という人が55%で最も多く、「1から4」に賛同という人は31%。九つ以上賛同した人は14%のみだった。