米国のトランプ大統領が14日、ボルソナロ大統領をほめた。トランプ氏はニュー・オーリーンズでの全米農業機構会議での演説で、「03年のブラジルとの貿易関係活性化以来、初めて、ブラジルに牛肉が売れた。あの国には今、いい大統領がいる。なんでもあの国の人々は彼を〃南米のトランプ〃と呼んでいるそうだ。うれしいじゃないか。そうでもなきゃ、あの国のことは好きにならなかったろうが、今は好きだ」と語った。自分の評価を基準に国の好き嫌いを公に語るのは、一国の大統領としてはいかがなものかと思うが、大国に好かれたこと自体は外交上では良いことか。トランプ氏とボルソナロ氏の今後の関係やいかに。
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ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長は14日、アンドレ・ストゥルム文化局長を解任した。ストゥルム氏は市内屈指の人気を誇る、映像と音の博物館(MIS)館長として有名になり、ジョアン・ドリア前市長就任の際には大抜擢人事として話題を呼んだ。今回の解任は、市営劇場を運営する企業との間の契約で不正が疑われ、サンパウロ州検察局から捜査を受けたことが理由で、ストゥルム氏が自ら、辞任を申し出ていた。後任はアレ・ユセフ氏が就任する。
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昨年のサッカー全国選手権で優勝を飾ったパルメイラスは15日、中国リーグ広州恒大のエースストライカー、リカルド・グラールとレンタルの1年契約を交わした。同リーグでは最優秀選手を2度、得点王を1度獲得しており、大物ブラジル人選手が名を連ねる同リーグ内でも圧倒的な働きをした。連覇や南米一に向け、万全の戦力補強だ。