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東西南北

 ここ数日、フラヴィオ・ボルソナロ氏を巡る報道が過熱し、情報がめまぐるしく更新されている。21日は、前日のフラヴィオ氏のレコルデ局で「48回の振込み記録は、自分が売った不動産関連の支払に関連したものだ」と釈明したことを受け、元ビーチバレーの選手が「私が購入した」と名乗り出た。その選手は代金の一部を現金で払ったことを認めたが、COAFが摘発した、不審な金の動きがあった時期とその選手が支払った時期は異なり、依然、謎は残ったまま。そして、その矢先に22日のイントカーヴェイス作戦だ。さらに加わった職員雇用疑惑とマリエーレ氏殺害容疑もある犯罪集団との関係など、フラヴィオ氏がしばらく話題を独占しそうだ。
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 22日午前、サンパウロ市地下鉄1号線で故障が発生。しばらくの間、減速運転をせざるを得ない事態が生じた。午前7時30分頃に南の終点ジャバクアラ駅で起きた故障のため、同線は数時間にわたり、サウーデ駅からトゥクルヴィ駅間のみの運行(サウーデ駅まではバスで代行)となった。しかし、運行中も1号線は減速運転を強いられ、電車は遅い上に大混雑。その影響は連結する3号線にまで及んだ。駅が蒸し暑い時期にこういうトラブルは避けてほしいが。
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 連日、日中の温度が30度を超す猛暑が続くこの夏のサンパウロ州。この暑さを少しでも和らげようと、サンパウロ市から123キロのチエテ市では、アスファルトの道路を青く塗ることで清涼感を出す演出を行いはじめている。青く塗ると、路面の温度は約6度、体感温度は約10度違うとか。にわかには信じがたい話だが。