サンパウロ州環境公社(Cetesb)が18~20日に、サンパウロ州ベルチオーガ市からイグアペ市までのサンパウロ州南部沿岸(リトラル・スル・パウリスタ)各市の海岸の水質を調査した。その結果、多くの海岸が海水浴には不適切な程、水質が汚染されている事がわかった。24日付現地紙が報じている。
市内の海岸全てが不適切だったのは、サントス、モンガグア、ペルイベ市で、サンヴィセンテ市は、市内六つの海岸の内、イーリャ・ポルシャだけが適切だった。
プライヤ・グランデ市には12の海岸があるが、その内のギリェルミーナだけが海水浴に適していた。
12の海岸があるグアルジャー市では、イポランガ、ペルナンブッコ、エンセアーダ、ピタンゲイラス、アストゥリアス、トンボ、グアイウーバの合計七つの海岸が適切だった。
調査を行った海岸の東端、ベルチオーガ市と、西端のイグアペ市、イーリャ・コンプリーダ市の合計3市では、市内全ての海岸の水質が、海水浴に適していた。
水質調査を行った期間中、この地域には30ミリの雨が降った。強い雨はごみや汚染物質混じりの水を海岸まで運んだりするため、水質調査の結果が悪く出る方に作用した可能性は残る。
Cetesbはまた、夏の海水浴シーズンで海水浴客が増えた事も、水質低下に繋がった可能性があると指摘している。