ジャン・ウィリス下議の暗殺を恐れての国外避難に関しては、同下議のボルソナロ大統領との敵対関係が関係し、感情的な判断を行う国民も少なくない。だが、アミウトン・モウロン副大統領はそんな中、「ウィリス氏の命を脅かすことは民主主義を脅かすものだ」との発言を行った。選挙期間中の失言連続が嘘のように、最近は、同副大統領の落ち着いた発言が目立っている。一方、セルジオ・モロ法相はウィリス氏の避難と下議返上に対し、「現実離れしている。(下議の)任期を返上するのは受け入れがたい」との声明を発表したが、世論の受けは今ひとつ。絶大な人気のあった同法相だが、最近不人気な言動が増えている。
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サンパウロ市地下鉄が、自動券売機製造業者「イムプレイ」との契約打ち切りを発表した。イムプレイ側はこの報道を否定しているが、昨年8月の調査では、導入済み券売機(35駅126機)中、機能していたのは28機。先週の調査でも、12駅65機中、7機しか機能していなかった。青い色がトレードマークの券売機はかねてから、利用者の間で「機能しない」と話題になっていた。州との契約は2400万レアル。市民としては納得できない浪費ぶりだ。
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PSGのネイマールが23日、フランスで行われた国内トーナメントの試合中に骨折した。骨折箇所は、昨年の今頃に骨折したのと同じ、中足骨だった。これでネイマールは、少なくとも、2月に行われるチャンピオンズリーグの決勝トーナメントは欠場となる。同じ箇所の骨折だけに、今後、慢性的に繰り返さないかが心配される。