リオに本部を置く学究機関、ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)によると、今年1月の企業家信頼感指数(ICE)は、咋年12月より1・9ポイント(P)上昇し、98Pに達した。
ICEは4カ月連続での前月比上昇を記録。過去の最高値は2014年1月の98・5Pで、それに近い水準まであがってきたことになる。
ICEは最高200、最低0の間で算出される。
指数構成要素の一つである「将来への期待度」が7カ月連続で上昇し、前月比1・7P上昇の104・5Pとなった事が、1月のICEを押し上げた。
「将来への期待度」は、2012年12月に最高記録104・9Pを出している。
しかしながら、現時点での景況感感を測定している「現状の評価」は、3カ月ぶりの前月割れを起こし、12月より0・1P低い、90・9Pとなった。
ICEは49の産業分野別にも景況感を算出している。1月は、49分野の内の65%で景況感が上昇した。昨年12月の場合、景況感が上昇した産業分野は全体の61%だった。
FGVによると、工業界は2・6P上昇し、サービス業界は3・6P上昇した。建設部門は12月と同水準だったが、商業部門は0・2P下がった。
ICEが連続して上昇しているのは、新政権の経済政策と社会保障制度改革への期待が原因と、FGV所属の調査員アロイジオ・カンペロ・ジュニオル氏は分析している。(1月31日付アジェンシア・ブラジルより)