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《ブラジル》企業家信頼感指数、4カ月連続上昇で98ポイントに=「新政権の経済政策への期待が出ている」と調査員

2月開会の連邦議会はボルソナロ新政権の望む経済政策に協力するだろうか? (参考画像・Amanda Oliveira/GovBA)

2月開会の連邦議会はボルソナロ新政権の望む経済政策に協力するだろうか? (参考画像・Amanda Oliveira/GovBA)

 リオに本部を置く学究機関、ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)によると、今年1月の企業家信頼感指数(ICE)は、咋年12月より1・9ポイント(P)上昇し、98Pに達した。
 ICEは4カ月連続での前月比上昇を記録。過去の最高値は2014年1月の98・5Pで、それに近い水準まであがってきたことになる。
 ICEは最高200、最低0の間で算出される。
 指数構成要素の一つである「将来への期待度」が7カ月連続で上昇し、前月比1・7P上昇の104・5Pとなった事が、1月のICEを押し上げた。
 「将来への期待度」は、2012年12月に最高記録104・9Pを出している。
 しかしながら、現時点での景況感感を測定している「現状の評価」は、3カ月ぶりの前月割れを起こし、12月より0・1P低い、90・9Pとなった。
 ICEは49の産業分野別にも景況感を算出している。1月は、49分野の内の65%で景況感が上昇した。昨年12月の場合、景況感が上昇した産業分野は全体の61%だった。
 FGVによると、工業界は2・6P上昇し、サービス業界は3・6P上昇した。建設部門は12月と同水準だったが、商業部門は0・2P下がった。
 ICEが連続して上昇しているのは、新政権の経済政策と社会保障制度改革への期待が原因と、FGV所属の調査員アロイジオ・カンペロ・ジュニオル氏は分析している。(1月31日付アジェンシア・ブラジルより)