チリで開かれている、サッカーのU20南米選手権で、6カ国による最終ラウンドに進出しているブラジルは、ベネズエラに0対2で敗れ最下位に転落。上位4位までに与えられる、U20W杯(5―6月、ポーランド開催)出場権獲得に黄色信号が灯った。
南米サッカー連盟所属10カ国が参加して行われるこの大会は、第1ラウンドで5チームずつ二つのグループに分かれ総当たり戦を行い、各グループの上位3チームまで、合計6チームが最終ラウンドに進出する。
最終ラウンドでも6チームは再び総当たり戦を行い、合計勝ち点で順位を競う。トーナメントの勝ち抜き戦方式ではないため、準決勝や決勝戦は存在しない。また、第1ラウンドの成績は最終ラウンドには加算されない。
1日に行われた最終ラウンドの初戦でコロンビアと対戦したブラジルは0対0の引き分け、勝利の欲しかった第2戦でベネズエラにも敗れたことで最下位転落となった。
さらに攻撃の中心選手で、今年の7月にもスペインのレアル・マドリッド加入が内定しているロドリゴ(サントスFC)が退場となり、最低1試合は出場停止となる事が確定している。
2年前もブラジルは最終ラウンドで5位に終わり、U20W杯出場を逃している。2大会連続のU20W杯出場ならずという屈辱を避けるため、ブラジルは4日にウルグアイ戦、7日にエクアドル戦、10日にアルゼンチン戦と負けられない戦いが続く。
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