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東西南北

 サンパウロ市は1月に大雨により記録的な倒木が記録されたと報じたばかりだが、今月初の大雨を記録した4日未明から午前にかけて、ほんの数時間だけで市内で32本の倒木を記録した。また、今回の雨はサンパウロ州のほかの地域にも強い影響が及び、サントスなど海岸部では、今回の雨だけで2月に見込まれる月間平均雨量を超える分量が降った。また、リベイロン・プレットでは、雨で割れた台所のガラスの破片を大量に浴びた72歳の男性が死亡する事故まで起きた。今回の寒冷前線の影響で、サンパウロ市での最高気温は25度近くまで下がっているが、この状態は7日頃まで続くと予想されている。
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 大サンパウロ市都市圏マウアーで1日夜、軍警がピザ屋で4人の店員に銃弾を浴びせる事件が発生した。事の発端は、その軍警の友人が、注文したピザを受け取った際、飲み物が一緒に配達されておらず、ピザ屋に苦情を言いに行き、その際に非番だった友人の軍警を呼び出したことにある。そこでピザ屋との口論が激化し、店員が友人を殴った際に、軍警が所持していた銃で店員を撃ったという。店員の命に別状はなかったという。治安を守るべき軍警がこれでは、市民は余計に不安になりそう。
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 チリで行なわれているサッカーU20W杯南米予選の決勝リーグで4日、ブラジル代表はウルグアイに2―3で敗退。3戦で2敗1分となりがけっぷちに立たされた。この試合は2点を先制され、その後同点に追いついたが試合終了直前で突き放されてしまった。残りは2試合。U20W杯の出場権を手にするには、2勝するしかない。