4日に、フラヴィオ・ボルソナロ上議の元運転手、ファブリシオ・ケイロス氏の口座への疑惑の振込の捜査を担当することになったリオ州検察局のクラウジオ・カロ検察官が、ボルソナロ家との関係をメディアから指摘されたあと、「私は捜査に不適切」として5日に自ら辞退した。6日付現地紙が報じている。
カロ氏は過去にツイッターで、ボルソナロ家に関しての報道をシェアしたり、ケイロス氏の件で「金融活動管理審議会(COAF)が複数の不審な口座への振込みを指摘したからといって、それが資金洗浄とは限らない」などとケイロス氏やフラヴィオ氏を擁護する発言を行なっていたことをメディアから指摘され、ネット上で彼に対する批判が高まっていた。
さらに昨年11月に同氏はフラヴィオ氏と直接会ったことも報じられていた。カロ氏は5日に出した声明で「圧力によるものでなく、こちら側の都合によるもの」と辞退の理由を説明し、COAFで疑惑のあがった他のリオ州公務員案件についての捜査は引き続き担当するとした。
また、フラヴィオ氏に直接会ったことに関しては「マスコミに報じられる前に事前にCOAFの件を伝えただけ」だとした。
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