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楽書倶楽部=初の「大賞」作品は広川さん=80歳女性のときめき描く

1位の広川さんと2位の村上さん

1位の広川さんと2位の村上さん

 日毎叢書企画出版により『楽書倶楽部』第46号が15日付で刊行され、初の試みである「楽書倶楽部大賞」が発表され、広川和子さんの小説「浅きゆめみし」が受賞した。これは2018年に5冊発行された同誌に掲載された全作品から、一番気に入ったものを読者に選んでもらうもの。
 80歳を迎えた女性の心のトキメキを描いた作品で、広川さんは「とても励みになる。本当にありがたい」と感謝した。
 作品「はるこ」で2位になった村上尚子さんは、「書き手にはとても刺激になる企画。まるで朝鮮人参ね」と笑った。3位には同点で、吉田恭子さんの「面白い日本語と英語の違い」、有澤真理子さんの「愛のかたち」が入った。読者からの著者推薦の通知は全部で64通あった。
 発行者の前園博子さんは「不思議なことに全投稿者の作品に1点ずつ推薦があり、それぞれにファンがついていることに大変うれしく思いました。今年2019年大賞も募集します。ぜひ新しい書き手にも加わってほしい。来年の創刊10周年の席で表彰する予定です」と予告した。
 同誌や同大賞に関心のある人は、同企画出版(11・3341・2113)まで連絡を。