本日付で報じたニュースキャスター、ボエシャのヘリ墜落事故だが、気になる要素として「ヘリコプター墜落」があげられる。18年11月30日付フォーリャ紙電子版によれば、ブラジルでは2008年1月から18年7月までに実に1704件もの航空事故が起き、846人が死亡した。なんと2日に1件の割合だ。うち飛行機が1位で1260件と73%を占める。だが2位はヘリで220件と頻発。思えば、14年8月には大統領候補だったエドゥアルド・カンポス氏も選挙戦の真っ最中に墜落死。17年1月に最高裁判事のテオリ・ザヴァスキ氏も飛行機墜落で命を落とした。古くは92年10月に「ブラジル憲法の父」ウリセス・ギマリャンエス氏もヘリ墜落死だ。なぜこんなに航空事故が繰り返されるのか。検証の必要があるようだ。
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1月28日からサンパウロ市のアルベルト・アインシュタイン病院に入院中のボルソナロ大統領は、ようやく体調が回復に向かい、11日に準集中治療室から一般病棟に移った。大統領はすでにジョアン・ドリア・サンパウロ州知事やセルジオ・モロ法相などの見舞いを迎えているという。大統領いわく、「万事がうまくいけば今週中にも退院」とのこと。退院後は早速忙しくなりそうだ。
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鉱山ダム決壊の悲劇が記憶に新しいミナス・ジェライス州のブルマジーニョだが、11日から同市公立校で授業が再開された。生徒には親しい誰かが亡くなったり、家を失うなどの被害や心の傷を受けた子どもたちも少なくない。学校生活でそれが少しでも癒されることを願いたいところだ。