伯陸軍歴史文化遺産担当司令官としてリオで勤務する池田隆蔵中将は8日、サンパウロ市、リオ市の日系社会関係者を招待し、カシアス公爵要塞で昼食会を催した。これは同市内にある第2次大戦戦没者追悼モニュメントを管轄する大佐の引継式に合わせて開催された。
サンパウロ市からは広島県人会の平崎靖之会長、村上佳和副会長、ACALの池崎博文会長、岩井輝禎(きよし)理事、福岡県人会の平山秀夫イナシオ会長、地元からリオ日系人協会の松浦實会長、リオ州日伯文化体育連盟の森巍理事長ら役員、日伯文化協会の聰伯バストス会長、近藤健在リオ首席領事ほか、軍医では初の日系人将官となった金城我喜屋リカルド少将も出席した。
平崎会長は「池田中将は日系社会との関係が深く、人徳があり皆から慕われている」と話し、日系初の大将誕生に期待を寄せた。「中将によれば大戦のイタリア戦線には24人の日系人が出征していた。出身地などを調査してくれるそうです」と期待を示した。(航)