在サンパウロ総領事館(野口泰総領事)は、今月1日、養護施設「地域博愛福祉団体・平和の女王」との間で、サンタナ・デ・パルナイーバ市が実施する「車椅子整備施設建設計画」に係る草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約署名式を行った。
平和の女王は、同市を含む近隣7市の貧困家庭から、障害を持つ青少年ら約450人を無償で受入れている養護施設。今回の協力では、車椅子の整備及び保管のためのスペースを持つ施設の建設に対して、約5万千米ドルを限度に無償資金協力を行うものだ。
式典で、野口在聖総領事は「車椅子の整備及び保管の環境を改善することにより、社会福祉の改善に貢献することは当館にとっても大変喜ばしい」と話し、同団体のヴァルテル・バラナ・ニコロジ理事長は「これまで様々な地域でブラジルに協力してきた日本に対して感謝で一杯。日本は常にブラジルにとって家族の一員のような存在」と謝意を述べた。
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