ブラジル国家衛生監督庁(Anvisa)は14日、ペルジゴン社製生鶏肉の一部生産ロットを流通禁止にすると発表した。ペルジゴン社は世界的食品コングロマット(複合企業体)BRFを形成する食肉メーカーで、流通禁止の理由は、製品にサルモネラ菌が混入している危険性があるためだ。
食中毒の原因となるサルモネラ菌は、検査用の鶏、養殖場の土壌などから検出された。BRFは「鶏肉を完全に揚げたり、焼いたりしないで、生の部分を食べると、サルモネラ菌に感染する」との声明文を出した。
さらにBRFは胸肉、心臓などの切り身164トンに、サルモネラ菌混入の疑いがあるとしている。これはBRFの月間鶏肉生産量の0・1%だ。
流通停止となった製品はマット・グロッソ・ド・スル州のドウラードス工場で生産された。疑いのある製品は、SIFコード番号18だ。一部は既にアマパー、バイーア、セアラー、エスピリトサント、マラニョン、ミナス、パラー、パラナ、ペルナンブッコ、リオ、リオ・グランデ・ド・スル、サンタカタリーナ、サンパウロ州に出荷されている。
問題の製品を手にした消費者、または食肉販売店はフリーダイヤル、0800―031―1315に問い合わせて返品を要求する事ができる。回収された製品は再検査にかけられる予定だ。
また、BRFはドウラードス工場の他の製品には問題はないとしている。(2月14日付アジェンシア・ブラジルより)