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東西南北

 大サンパウロ市圏グアルーリョスの州立校で、教室の壁にストリート・アートの「グラフィティ」の壁が登場して話題となっている。その学校はパルケ・ジュレーマ州立校で、そのアートで今回描かれているのは「ブラジルを代表する偉人」だ。そこでは16人が選ばれ、小説家のクラリセ・リスペクトルや詩人のカルロス・ドラムンド・デ・アンドラーデ、F1レーサーのアイルトン・セナや女子サッカー選手のマルタなどが選ばれている。同校は州から得た5千レアルを使って、250のスプレー缶を使って作成したという。これでアートや書かれた偉人に興味を示す生徒も増え評判は上々とか。他の学校に広がっていくかも。
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 12日に墜落死したニュースキャスターのリカルド・ボエシャ氏を乗せたヘリコプターを運営していたRQ空輸専門サービスが事業停止の処分を受けた。処分の期間は未定。墜落事故の直前、カンピーナスの最寄り空港で整備を受けた際、「オイルに微細な鉄片の混入があるから飛ばないように」との警告を受けていた事実も13日に報道された。同社はこれまでに事故を3度起こしているが、今までに亡くなった人はいなかったという。再発防止の準備がしっかりできてから事業再開してほしいもの。
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 13日のリベベルタドーレス杯、サンパウロは本拠地モルンビでのタジェレス(アルゼンチン)戦で0―0の引き分け。先週の第1戦では0―2で負けていたため、早すぎる敗退となった。これで13年以降、サンパウロがホームアンドアウェイ方式の第2戦をホームで戦って、敗戦が決まったのは7回目。「地元が苦手」のジンクスが生まれている。