社会自由党(PSL)のルシアーノ・ビヴァール党首が昨年の選挙で、公金である政党基金から25万レアルを息子が経営する企業に払っていた事実が発覚。詳細を説明するようペルナンブッコ州選挙検察局から迫られている。15日付現地紙が報じている。
ペルナンブッコ州での下議選に出馬したビヴァール氏。会計報告によれば25万レアルを「ノックス・エントレテニメント」社に選挙用ビデオの製作費用として支払っているが、この企業は息子であるクリスチアーノ・デ・ペトリブ・ビヴァール氏が経営しているところだ。
25万レアルは、ビヴァール氏が選挙で使った金額としては二番目に大きなものだ。
この支出が、州選挙検察局の取調べの対象になりそうだ。フランシスコ・マシャド・テイシェイラ州検察官は、「申告された用途以外に、この公金が使われた疑いがある。肉親間での金のやとりの場合、最終的な支払がどう行なわれたのかを調べる必要がある」と語っている。
PSLは、ビヴァール氏のお膝元のペルナンブッコ州から幽霊候補を使って、選挙活動した実態がないのに高額な選挙支援金を政党基金から支払っていた疑いがもたれている。