15日夜、大サンパウロ市圏一帯で強い雨が降り、各地で大きな被害が出た。サンパウロ市では128本の落木と59の冠水、78の土砂崩れを記録した。市近郊サンカエターノ・ド・スウ市では12メートルもの大木が倒れ、民家2軒の一部を破壊する事故も起きた。この雨で大サンパウロ市圏の主要6水系で、いずれも今月の降水量が150ミリ以上を記録。水位はカンタレイラで45%、アウト・チエテで65%、グアラピランガで80%を超えた。予報では先週から続いた冷え込みは18日までで終り、今日19日からは最高気温が30度を超す暑い日が1週間ほど続くという。この2月は寒暖差が激しいので、体調管理に気をつけたいところ。
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3月終りまでは、まだうだるような暑さを記録するサンパウロ市。市内では、川や滝で泳ぐ人の光景も珍しくない季節だが、17日付アゴラ紙によると、汚濁が目立つ市内の川で水浴が薦められるのは南部の2つの川、カピヴァリ川(マルシラック滝)とモノス川だそう。入水前には、黄熱病の予防注射をして、帽子や虫刺され用の薬を常備するといいようだ。なぜかここ最近、週末に雨が多いが今週の予報は晴れなので、試してみるといいかも。
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17日のサッカーのサンパウロ州選手権、コリンチャンスは2―1でサンパウロを下した。本拠地イタケラでの同戦は過去10試合7勝3分無敗と、圧倒的な相性のよさをまたも証明した。これでコリンチャンスはようやくグループ・リーグC組で首位に立った。敗れたサンパウロはD組で2位に後退。決勝トーナメント進出に向け負けられない。