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リオ=スーパー警備員に殺人罪か=地面に押さえつけ窒息死

 14日にリオで起きたスーパーマーケットの警備員による青年殺害で、警察が殺人罪を適用する可能性があると19日付現地紙が報じている。
 14日、リオ市内のバーラ・ダ・チジュッカ区のスーパー「エストラ」で、ペドロ・エンリケ・ゴンザーガさん(19)が、別の警備員の銃を奪おうとしたとして、警備員ダヴィ・リカルド・モレイラ・アマンシオ氏が、大きな体でゴンザーガさんを床に寝かした状態で羽交い絞めにして、床に体ごと押さえつけた。その結果、ゴンザーガさんは病院に運ばれたが窒息死した。
 当初、アマンシオ氏には「業務上過失致死」が適用されそうになっていた。だが、このときにスーパー内の監視カメラで撮られた映像が17日「グローボ」局の報道番組「ファンタスチコ」で流れ、その体の押さえ方について疑問の声が強くなった。
 さらに、事件当日の7人の証言においても「青年から離れろ、と何度も注意したのに耳を貸さなかった」と、制止を振り切って締め上げ続けたアマンシオ氏の行動を批判するものが目立っていたという。
 これを受け警察は、アマンシオさんに対して殺人罪を適用する可能性が出てきているという。