広島文化センター(平崎靖之会長)の総会及び新年会が17日午前9時から、リベルダーデ区の同センターで開催された。若い世代や家族連れの会員らで賑わい約60人が出席した。
総会では新役員13人が前に立ち、拍手で承認された。会長を二期4年務めた平崎靖之氏は「私の会長の間にセンターの改修を行い、その時の担当が吉弘さんだった。彼であれば県人会を任せられる」と述べ勇退した。
さらに会長任期中に「県の援助なしで改修したセンターは2015年の60周年記念記念式典で県知事にお披露目した」と振り返り、その他にも平和活動、海軍カレーの普及等を挙げた。
総会では2018年度事業・会計報告が行われ、収入61万5248レアル、支出55万8344レアル、5万6904レアルが繰越された。
18年度会計報告では、前年度4万8105レアルの赤字から黒字に変わった。平延渉理事によれば、前年度の県庁からの送金をレアルに変えておらず、今年に繰越されて計上したからだという。また、外部雇用の費用削減等も行い、年々上がるIPTU(家屋税)の対策を行っている。
19年度の予算案は支出56万4660万レアル、収入69万4660レアル、12万8950レアルの黒字となった。
予算の中には駐車場の賃貸を再契約するにあたり、8万レアルの特別収入があった。
新年会前には、日本からブラジル農業実習生として広島大学2年生の藤岡香穂里さんが派遣される予定だと発表された。
総会後の新年会では、昨年同様に野口泰在聖総領事が参加。同県人会を「活動が活発で若い人も多く参加している」と賞賛し、会員らと一緒に食事を楽しんだ。
新役員は以下の通り(敬称略)。【理事会】会長=吉弘ロベルト、第一副会長=重田エルゾ、第二副会長=村上佳和、第三副会長=森永カルロス、第一会計=平延渉、第二会計=向井エドソン、書記=山本ジュリア