ニュースサイト、アジェンシアブラジルや、TVブラジル、TVブラジルインテルナシオナル、ラジオEBCなどを傘下におく国営複合メディア、ブラジル通信社(EBC)のルイス・アントニオ・フェレイラ社長が、ボルソナロ新政権の方針に逆らい、解雇された。
フェレイラ氏は前テメル政権時に任命されていた人物で、カルロス・サントス・クルス大統領府秘書室長官との不和が、解雇の引き金となった。
EBCの再編成を命じられていたサントス・クルス長官は、EBCの人員削減や、保有メディアの削減を行おうとしていた。
EBCは現在、テレビ局二つ、ラジオ局七つ、ネット・メディア二つを持っている。職員は合計1705人で、全員、公務員採用試験を受けた公務員だ。
政府は、テレビ局を一つ、ラジオ局を二つ閉鎖し、職員総数も1割ほど減らす意向だった。
フェレイラ氏はサントス・クルス長官との不和を否定し、「ただの人事異動で、通常の出来事」と語るに止めた。(23日付フォーリャ紙より)