ブラジル日本文化福祉協会青年部(ギリェルメ・セイゴ・マツモト部長)は17日、同協会ビル貴賓室で将棋のワークショップ(参加体験型グループ学習会)を開催した。将棋未経験のブラジル人ら20人が参加し、4時間の体験型授業で将棋文化に親しんだ。ブラジル将棋連盟、卓上遊戯愛好会JOTA、将棋サークルRECANTO DO SHOUGIが協力。
企画したのは文協青年部員で愛棋家のマイッコ・ギマラエスさんとアンドレ・ゴンサウベスさん。近年、漫画やアニメの影響から将棋に興味を持つブラジル人が増えており、「文化普及の好機」を捉えて企画を実現させた。
ワークショップでは、将棋の歴史に関する講演が行われ、駒の動かし方、練習試合、奇襲戦法「鬼殺し」の紹介が行われた。最後にはブラジル将棋連盟から参加者へ級位認定証が贈られた。
参加した照屋レナト健二さん(21、三世)は「将棋のルールや戦術の説明がとてもわかりやすかった。22級の認定証も貰えてとても嬉しかった」と感想を語った。