JICAブラジル事務所の斉藤顕生所長が退任し、JICA聖出張所の次長の佐藤洋史氏が1日から後任に就いた。
斉藤さんは約2年間のブラジル駐在を終えるにあたり、「長年にわたり先輩が築いた政府や日系人の絆を感じた」という。今回は二度目で、前回は東京銀行(現・三菱UFJ銀行)の駐在員だった。
斉藤さんは、JICAの事業領域の拡大に尽力。民間企業への支援事業にも力を注ぎ、日系企業との連携を深めた。
また日本人移民110周年事業では、眞子様のご来伯が思い出深かったと振り返る。眞子様にブラジルの支援事業を説明し、各地のボランティア隊員も眞子様と交流の機会を得たという。
後任の佐藤さんのブラジル駐在は今年で7年目。2月末までJICA聖出張所の次長を務めてきた。「サンパウロの日系社会や日系企業との人脈を活かし、更なる関係強化に努めたい」と意気込む。「前回赴任の際に担当していた技術協力等も行っていきたい」と語った。
タグ:サンパウロ