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東西南北

 「ブラジルはカーニバルが終わらないと年がはじまらない」とは、昔からよく言われているが、今年のサンパウロ州議会は、15日にようやくスタートする。今年からはじまる同州議会では、ジョアン・ドリア州知事の民主社会党(PSDB)が19人から8人へと大きく議席を落とし、ボルソナロ大統領の社会自由党(PSL)が15人で第一党になるなど、大きな変化が起きている。ドリア知事の意向の法案が議会で苦戦せずに通るか、はたまた政治家経験の浅いPSLの議員らがどんな提案を出してくるかなど、気になるところ。いずれにせよ、同州が良くなるために機能することを祈りたい。

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 サンパウロ大都市圏では週末の大雨による被害も報告されているが、カンタレイラ水系の3月の月間降水量は、週明けの11日午前9時現在で103ミリと、早くも100ミリを超えた。これで今雨季は6カ月連続で100ミリ以上を記録。水位も51・8%まで上がっている。また、アウト・チエテでは、水位が80%台に突入。貯水量ナンバー2の同水系が80%台に乗るのは2011年5月以来となる。水位回復は嬉しいが、そろそろ晴れ間も見たい気も。

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 9、10日に行われたサッカーのサンパウロ州選手権で、サンパウロ州4強は、コリンチャンス対サントスの直接対決を始め、パルメイラスもサンパウロも全チーム引き分けた。いずれも所属グループでトップのサントス、パルメイラス、コリンチャンスはまだ余裕があるが、決勝トーナメント進出がまだ微妙なサンパウロには手痛い結果に。残り2節でどうなるか。