3月下旬の国際マッチデーウィークは、世界中の代表チームが一斉に親善試合を行う。
ブラジル代表は3月23日にパナマ戦(ポルトガル、ポルト)、26日にチェコ戦(チェコ、プラハ)の2試合を戦う。
6月にコパアメリカを控えている南米諸国は全て、大会前の貴重な機会として、親善試合を組んでいる。
世界中のほとんどの国では、代表戦が組まれている間、クラブチームの試合は行われないが、ブラジルは代表選手が所属チームから離れている間も、普通に試合が組まれる。
サンパウロ州では、3月20日(水)に州選手権1部の一次リーグ最終節、23(土)、24(日)には州選手権準々決勝の第一試合、26(火)、27日(水)には州選手権準々決勝第二試合と、重要な試合が次々と組まれている。
サントス、パルメイラス、コリンチャンス、サンパウロといった有力チームは大きなハンディを背負って戦わなくてはならないが、最も痛手が大きいのは、MFのクエヴァ(ペルー代表)とソテルド(ベネズエラ代表)、FWのデルリス・ゴンザレス(パラグアイ代表)の3人が代表に招集されたサントスだ。
パルメイラスもGKのウェベルトン(ブラジル代表)、DFのグスタヴォ・ゴメス(パラグアイ代表)の2人、コリンチャンスもDFのファギネル(ブラジル代表)、サンパウロFCもDFのアルボレーダ(エクアドル代表)を欠いた状態で大事な試合を戦わなくてはならない。
サントスは州選手権準々決勝でレッドブル・ブラジルと対戦するが、相手がここまで好調なだけに、代表選手を3人も欠いて敗れでもしたら泣くに泣けない。
ブラジルでの指揮が初めてとなるサントスのサンパオリ監督(アルゼンチン人)などは、全く初めての経験にさぞ頭を悩ませているだろうが、結果は果たして? (規)