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 日本、米国、カナダ、オーストラリア国籍者に対して、ブラジル政府は6月17日から短期滞在ビザ(観光、商用、トランジット、芸術・スポーツ目的など)を免除する予定だったが、どうも雲行きが怪しくなってきた。大統領との政治交渉を求めるマイア下院議長に対し、ボルソナロ氏は「古い政治手法」と相手をしなかったため、下院議会では反抗の意思を表すために、大統領が嫌がる法案を承認した上、「4カ国へのビザ免除の大統領令を否決する」との話が出ている。大統領と議会が折り合いをつけないうちは、あちこちに思わぬとばっちりが飛んできそう。せっかく日本からの観光客が増えるかと思ったが、じっくりと成り行きを見守った方が良さそうだ。