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家庭内暴力直後に離婚許可 下院で好意的な評価得、承認

 27日、家庭内暴力を振るわれた被害者が、すぐに離婚を申請することを認める、マリア・ダ・ペーニャ法改正案が下院で承認された。28日付エスタード紙などが報じている。

 この法案の提案者はルイス・リマ下議(社会自由党・PSL)で、「離婚の過程を迅速化し、被害者や子供と加害者との関係を速やかに終わらせることで、被害者と子供を守る」ことを目的としている。この法案は政党リーダーたちからも好意的に受け止められ、緊急課題として扱われた。

 このため、委員会を通す必要もなく、先週から審議がはじまっていた。

 27日はエリカ・コカイ下議(労働者党・PT)が、「家庭内暴力を受けた女性ができるだけ早く男性との関係を解消できるよう」、即座に離婚請求できることを知らせることや、離婚に関する判決を行う際は資産分割問題を扱わなくてもよい(この問題は後日扱えるようにする)ことを盛り込む修正動議を出した。同日、承認された改正案は、これらの修正動議を含んだものだ。

 同法案は今後、上院に回される。上院でも承認され、大統領が裁可すれば、正式に法改正ということになる。