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《サンパウロ市》地下鉄5号線カンポ・ベロ駅が開業 5年遅れで全駅が完成

 【既報関連】8日、サンパウロ市地下鉄5号線で唯一完成していなかったカンポ・ベロ駅が開業し、5年遅れで全線が完成した。9日付現地紙が報じている。

 5号線は昨年の9月28日にサンタクルス駅、シャッカラ・クラヴィン駅までつながったことで1号線、2号線と連結して、利用者が急増していた。この時点で、5号線の駅開業は、ブルックリン駅とエウカリプトス駅の間のカンポ・ベロ駅を残すのみとなっていた。

 同駅は土地の接収などの問題があり、他の駅よりも完成が遅れていた。

 ただ、この日は強い雨が降ったことも影響し、駅のあらゆるところで雨漏りを起こしている光景が見られた。

 また、プラットホームの自動扉も設置されておらず、安全面で心配されている。

 同駅は12日までが10時から15時までの営業だが、13日からは4時40分からの通常営業となる。地下鉄側は、1日平均で2万2千人の利用を見込んでいる。

 カンポ・ベロ駅は、将来的に完成予定の、コンゴーニャス空港へつながるモノレール17号線との連結駅にもなる。