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「国際日系人デー」の制定を=野村市議、サンパウロ市議会に法案

 昨年の海外日系人大会に於いて6月20日が「国際日系デー」と採択されたことを受けて、先月26日、野村アウレリオサンパウロ市議は、同日をサンパウロ市の公式カレンダーに組み入れることを制定する法案を市議会に提出した。

 これは日系人の価値観を守り普及するとともに、次世代に日本文化の伝統継承を図って広範に広め、ブラジル社会と共有することを目的としたものだ。

 ジョルナル・ニッパキ紙によれば、同市議は「この法案の意図は国際日系デーを公式化し、計画され得る事業に対して公共の場の使用許可を含めて、公的機関が公式に支持できるようにするためだ」と説明する。

 同法案によれば、この記念日には講演、ワークショップ、討論、芸術、文化に関する展示、勉強会等を含む一連の事業を想定しており、諸外国を含む日系人との情報交換・交流を見据え、日系文化のグローバル化を希求している。

 同市議は「国際日系デーに実施される全ての事業計画は、日系人及び日本文化を愛好し、日系社会における活動に関与している非日系人らによって実施されることになる」と見通した。