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マナウスで若手日系人の集い=日系社会の連携強化を目的に

マナウス・カントリークラブで集った参加者ら

マナウス・カントリークラブで集った参加者ら

 在マナウス総領事館(関口ひとみ総領事)は、若手日系人の連携強化を目的とした「第一回日系友好会」を先月22~24日の間、アマゾナス州都マナウスで催した。サンパウロ市からはサンタクルス病院の石川レナト理事長や、若手日系人ら10人らが参加し、現地若手日系人と交流を深めた。
 ジョルナル・ニッパク紙によれば、昨年9月の第10回文協統合フォーラムで講演した関口総領事が、「多くの人がアマゾン移民史、この地域の日系人の活動に関心を抱いていると感じた」のがきっかけ。サンパウロ市以外の日系社会をどのように統合するのかを、サンパウロ市若手日系人数人と議論したことから着想を得たという。
 当日は、サンパウロ市とマナウス市の若手日系人が活動を紹介し、互いに理解を深めた。今年9月に予定されるアマゾン移民90周年祭典事業の進捗状況が紹介されたほか、日系人アイデンティティーに関するワークショップも実施された。
 地元のミキ・ノブオさんは「サンパウロ市の若手グループはその活動拠点で強い指導力があり、日系社会に於けるその役割と目的を心得ている」と賞賛。
 また、「日系社会の中で引継がれてきた価値観を維持し、社会全体に日本文化を広めてゆく意味において、我々の指導力に関する意識を喚起させた」と話し、「アマゾン90周年は、まさに地域全体にその価値観を伝えてゆく重要な祭典になる」と見通した。
 会合を終えた関口総領事は「この初会合は参加者を鼓舞し、今後も会合を重ね、北から南までの日系人を繋ぐ広範なネットワークを形成できるよう、統合を視野に継続してゆくことで合意した」と成果を語った。