連邦政府は15日、来年の連邦予算基本法(LDO)を提出した。これによると、来年の法定最低賃金は月額1040レアルとなり、史上初めて1千レアルを超える。
これは、現在の月額998レと比較して、4・2%の上昇だ。
今年までは、最低賃金は1年前の全国消費者物価指数(INPC)と、2年前のGDP成長率をあわせたパーセンテージで調整されてきたが、その方法は今年限りで適用期間が終わるため、来年からの最低賃金はINPCの値だけで調整されることとなった。
LDOは翌年の予算作成のための目安と財政目標を定義するもので、法律では、政府は毎年4月15日までに提出しなければならないと定められている。
今の時点では年末時点のINPCは出ていないため、予測値として4・2%が採用された。つまり、今後、この数値が変化した場合、来年の最低賃金調整率も変化する可能性がある。
なお、現時点では、2021年と22年の最低賃金はそれぞれ、1082レアルと1123レアルになると予想されている。(15日付アジェンシア・ブラジル、同G1サイトより)