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 15日付現地紙によると、スピード違反などの交通違反を判定するためのレーダーのある高速道では、設置された前と後とで交通事故の死者が21・7%減少していたことが判明したという。さらに、レーダーのついた高速道の72・8%で、死者が減っていることも明らかになっている。ボルソナロ大統領はすでに8千個にも及ぶレーダーの契約更新を行わないと宣言しているが、このデータを聞いても、その気持ちが揺らぐことはないのだろうか。また、11日付本面でも報じたように、インフラ相が提案する予定の法案では、自動車免許の免停ポイントの上限が2倍となり、免停期間も半減になるというが大丈夫か。
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 13日未明、連邦警察がサンパウロ州プレジデンテ・プルデンテで500キロ相当のコカインを積んだヘリコプターを発見した。このヘリは燃料補給のために一時的に着陸した際に連警に見つかり、所有者の男性と身元不明の女性が逮捕された。残りの容疑者2人は逃走中だという。このヘリは犯罪組織が所有しているもので、パラグアイで買った薬物を、サンパウロ市で売ろうとしていたという。連警によると、押収したコカインは800万レアルほどの価値があったという。
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 14日のサッカーのサンパウロ州選手権決勝第1試合、サンパウロ対コリンチャンスは0―0で引き分けた。本拠地のサンパウロが終始圧力をかけたが、コリンチャンスが好守でしのぎきった。一方、サンパウロ大都市圏フェラス・デ・ヴァスコンセロスでは、両チームのファンが乱闘を起こし、6人が被弾、2人が刺傷を負うなど、14人が負傷。逮捕者も5人出た。